冠動脈CT検査とは?心臓カテーテル検査との違いを調べてみました!

病気
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去年の10月から11月に掛け、1ヶ月半ほど心房細動で入院した母(85歳)

入院当初から、環境の変化と心臓の病気に対しての不安、高齢等いろいろな要因で【せん妄】にな

り、12月には精神科受診で【アルツハイマー認知症】と【脳血管性認知症】と診断。

退院後の自宅での介護は、想像を絶するものでした…

手足のむくみ、顔のむくみ、体重の増加で、心臓の負担は増すばかり。

またレントゲンの結果、肺に水が溜まっているとの事!

『塩分は控えめで!』との事でしたが、認知症の母が聞くわけもなく、食事は塩辛いものを好んで

食べたり、お菓子も買い置きがないと怒りだす…こともありました。

今年に入り、全身のむくみは増すばかり、体重の増加、いろんな検査の結果、主治医の先生が、カ

テーテルアブレーション治療ができる病院への紹介状を書いて下さり、大学病院へ受診したのが

今年の1月末、大学病院へ受診すると、先生からカテーテルアブレーション治療と、術前の検査の必要性の説明がありました。

心臓の形は、ひとりひとり異なり、解剖学的な特徴を把握し、より安全に、効果の高い治療を受けるのに必要な、冠動脈(心臓)CT検査を術前の10日前に行うことになったのです。

冠動脈(心臓)CT検査施行当日、持病や体調があまり良くなかった母は、スムーズに検査が出来ず、凄く時間を要しました。

そこで今回は、冠動脈(心臓)CT検査について、どのような検査なのか、通常どのくらい時間がかかるのか?

また心臓カテーテル検査との違いについてを調べてみました。

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冠動脈(心臓)CT検査

心臓に酸素や栄養をおくる冠動脈の血管の状態や心臓の全体像がわかる検査です。

冠動脈とは?

心臓は、筋肉(心筋)からできていて、心臓の筋肉が1分間に60回〜80回規則正しく収縮をして、全身に血液を送るポンプの役割をしています。

心臓が休みなく、ポンプとして続けるためには、十分な酸素と栄養の供給が心筋には必要です。

心臓を冠状に囲むように流れる動脈のことを冠動脈と言います。

冠動脈には主に心臓の右側と下の壁を栄養する「右冠動脈」と、それ以外の場所を栄養する「左冠動脈」があり、左冠動脈は最初1本ですが途中で2本に分かれます。この最初の1本の部分は2本分の血液を流していますので、非常に重要で「主幹部」と呼ばれています。

分岐した後は、心臓の前側・左側の壁を栄養する「左前下行枝」と心臓の後ろ側の壁を栄養する「回旋枝」とよばれます。

冠状動脈は大動脈の根元から流れる左右一対の血管で、左冠状動脈はさらに左前下行枝と左回旋枝に分かれます。

冠動脈(心臓)CT検査とは?

冠動脈(心臓)CTでは、カテーテルを使用せず、造影剤を注射することで、冠動脈の評価が可能で、心臓カテーテル検査と比べ低侵襲で、体の負担が少ない検査です。

また、冠動脈(心臓)CT検査は、心臓の弁、心筋、心膜の他、必要に応じて大動脈、肺を見ることができるので、心筋疾患、心臓腫瘍、大動脈瘤、大動脈解離、肺血栓塞栓症などの診断にも役立ちます。

心臓の構造以外にも、機能や血流もわかるなど、冠動脈CT検査では多くの情報が得ることができるようになってます。

しかし、造影剤を静注内に注入するこことが前提の検査ですので、ごくまれに副作用が生じる場合があるので、検査前に、医師からの十分な説明はもちろん、同意書の記入をし、安心して検査を受けることが必要です。

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※既往がある方は副作用が生じる可能性がやや高くなります。
①本人や血縁者に、喘息やアレルギー体質の人がいる方
②以前、造影剤使用で気分が悪くなったことがある。
③重い腎臓の病気がある。
④甲状腺機能亢進症がある。
CT造影剤の副作用出現の頻度
軽度→100人に1人(治療不要なかゆみや腹部の不快感、嘔吐、熱感、息切れ)
重症→6000人に1人(治療に必要な不整脈、ショック、痙攣、腎不全、意識消失)
死亡→非常にまれ(10万人位1人程度)

メリット

心臓カテーテル検査とくらべ安全で短時間で検査が可能です。
心臓の情報以外にも胸部~上腹部の情報も得られます。
入院の必要がなく外来で検査が可能です。

デメリット

造影剤アレルギーがある方は検査ができません。
腎機能が悪い方は検査ができない場合があります。
冠動脈の石灰化が強い場合、診断の精度が悪くなります。
心臓カテーテル検査と同様に、造影剤副作用や放射線被爆の可能性もあります。

検査の流れ

検査を要する時間は20分程です。

1.来院

造影剤使用のため検査3時間以上前から、食止します。

水分は摂っても良い。

2. 血圧心拍数の測定、βブロッカーの服用

βブロッカーは、一時的に心拍数を下げる効果がある薬です。

心臓は常に動いていますが、その中からその静止画を作成し診断を行います。

検査では、心拍数が低く安定しているほど静止画像が得易くなります。

服用できない場合や、服用の必要がない場合などがあり、来院後の服用となります。

βブロッカーの効果は1時間程度であらわれますが、個人差があります。

3. 検査の準備

検査は心電図をとりながら行います。

造影剤を使用するため、肘静脈に注射をします。

4. ニトログリセリンスプレーの使用

検査時、何度か呼吸を止めます。

長さは10秒程度(場合によつて30秒程度)です。

呼吸をしっかり止め、体を動かさないようにしないと、診断に充分な静止画像を撮る事が出来ません。

また、血管をしっかり拡げてみるため、ニトログリセリンスプレーを舌下に噴射します。

5. 撮影

造影剤を注入しながら、撮影を行います。

この時造影剤を注入することで、かなりの熱感を伴いますが、造影剤の正常な作用です。

しっかり息を止めます。

6.検査終了

抜針して、血圧を測定し止血の確認をして検査終了。

※終了後の、食事や、入浴の制限なし。

造影剤は尿として排出されるので、水分を多めに摂りましょう。

【母の場合】

冠動脈(心臓)CT検査のため、当日朝の9時に来院し、先生の診察はない予定で、10時に始まるはずだったのですが、母の体調が余り良くなく(全身のむくみ、呼吸も荒く、咳と肺のうっ血が酷く)喘息のような症状もあり、流石に、先生から説明があり、ステロイドの点滴と、腎機能も悪いので点滴を施行しながらの冠動脈CT検査となりました。
結局、カテーテルアブレーション治療をする、術前の検査になるので、避けては通れない道なので、母には頑張ってもらいました。
CT検査中、検査技師の方に『母が認知症があるので、手がいるときは言ってください!』と伝えましたが、母は一人で検査できました。
息を止めることもできた様子で、ほっとしました。

結局、冠動脈(心臓)CT検査をして、その後カテーテルアブレーション治療(手術)を、入院後行うはずでしたが…
入院する前々日に、先生より直接電話があり、『CTの結果、万全の状態で、カテーテルアブレーション治療をするので入院を1日はやめます』との事で、入院が一日早まったのです。
しかし、入院すると、主治医の先生から、CTの画像を見ながらの説明がありました。
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予定では、カテーテルアブレーションを行うはずでしたが、今回事前の冠動脈(心臓)CT検査で、酷い狭心症があるんじゃないかという疑いがあります。
心臓が元気をなくす状態が心不全だが、〇〇さんは、狭心症がありそうで、血管分布と一致するところに心臓の動きの悪さが出てきている。
狭心症、心筋梗塞のせいで心臓が元気をなくし、その結果心臓に負担が来て不整脈が出てきているんじゃないかと…
簡単に言うと、心臓に送る3本の冠動脈が狭くなっている箇所があるんじゃないか?
現在の状態(体重は数ヶ月で5㎏増え、血管には、パンパンに水が溜まっている、肺にもうっ血がきているという状況) カテーテルアブレーション治療では、異常な電気興奮を遮断できるように、原因となっている部分を通電を加えて焼灼します。
焼灼をするので多量の水分が体の中に入ります。
なので、うっ血がある状態で、水分が入る治療を、わざわざしなくてもいいんじゃないか、年齢も高齢なので、体力が持つかどうか、最悪の事も考えて、酸素使用を在宅でもしなくてはいけなくなる可能性も、ありえる事、いろんなリスクを考え、まずはカテーテルアブレーション治療を、一旦延期をしましょう。
という説明を受けました。

やっと、カテーテルアブレーション治療にたどり着いた!と思っていたのですが、先生の説明に納得したような、しないようなそんな複雑な気持ちの中の、母(85歳)入院一日目でした。

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心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査とは?

心臓カテーテル検査とは、カテーテルという細い管(太さ1~3㎜)を直接心臓の中に挿入して、心臓の働きを調べる検査です。

レントゲン透視化でカテーテルの走行を見ながら行われます。

非侵襲的な検査では得ることが難しい、冠動脈の狭窄の有無および冠動脈の病的反応の有無を直接判断することが可能です。

また心臓内の圧の測定や心拍数の測定等を行うことにより、心臓の機能を正確に判断することが可能で、今後の治療方針を決定していくの上で大変重要な検査方法です。

※胸痛の原因が狭心症であった場合、病状が悪化し、心筋梗塞に至る恐れもある。冠動脈の狭窄の場所によっては、生命にかかわる発作が生じることもあります。

検査方法

1.検査前準備

食事は中止になる場合があります。(午後からの検査なら朝食のみ可能です。)

心臓カテーテル挿入個所は、治療後、圧迫止血をします、完全な止血までは数時間安静が必要になる事と、造影剤の排泄の有無を確認するため(尿測)カテーテル検査前に、膀胱留置カテーテル(尿道に管を通す事)を挿入することがあります。

大腿動脈(そけい部)に、シース(カテーテルを出し入れする為の短い管)を挿入するので、陰部の剃毛をする場合があります。

腎臓の保護目的で検査前日より点滴が開始されます。

※貴金属・義歯・眼鏡・コンタクトレンズ・補聴器などは外します。

2.検査方法

心臓カテーテル検査は、局所麻酔で行われます。

局所麻酔なので、検査の一部始終は患者さんがわかる状態で実施されます。

局所麻酔を行う個所は、鼠径部の動脈(大腿動脈)肘の動脈(上腕動脈)手首の動脈(橈骨動脈)です。

検査用カテーテルを心臓周辺まで持ち込むために、動脈や静脈にカテーテル導入用のシース(カテーテルを出し入れするための短い管)を挿入します。

続いてガイドワイヤー(細く柔らかい針金のようなもの)を介してカテーテルを挿入して、血管内に進め、心臓に到達させます。

カテーテルの先端を冠動脈入口へ置いて、もう一端から造影剤を注入し、冠動脈内へ満たしながら、X線を用いてレントゲンフィルムに撮影し、狭窄部位を確認します。

3.注意点

カテーテルを挿入する箇所に局所麻酔をしますので、検査中は意識があります。

手技中に体を動かすと危険です。

4.検査終了後

刺入したシース(カテーテルを出し入れするための短い管)を抜去し、圧迫止血を行います。

圧迫止血後も、完全な止血までは数時間絶対安静です。

造影剤は、腎臓から体外へ、尿として排出されます、造影剤が長時間体内に残ると、腎臓に負担が掛かってしまうなど副作用に繋がるため、水分を摂取しましょう。

水分は、ジュース、お茶なんでも結構ですが、吐き気などある場合は、点滴を増やすなどの処置がされます。

吐き気などない場合は、1時間後には食事は可能ですが、大腿動脈の止血が完全に止まらないと、座位も難しいです。

母の場合!
心臓カテーテル検査で、冠動脈の狭窄も閉塞もなく、1時間ほどで手術室からでてきた母、検査前に先生から、細かな説明があった通り、手首の動脈(橈骨動脈)と鼠径部の動脈(大腿動脈)から、カテーテルを挿入してあり、看護師さんは止血にはかなり神経を使われていたようでした。
手首の動脈は、どうにか圧迫止血で大丈夫だったのですが、鼠径部の動脈は圧迫止血しても、認知症の母は、動かす可能性があり、右の足はベットに拘束される形になりました。
母に『血が止まるまでだからね』というと、うなずく母!
そして先生から説明があり、目立った狭窄も閉塞も見られなかった。
不整脈・心房細動の原因ははっきりわからないけれど、心臓の壁が厚く、高血圧によっての心肥大で心不全になったのじゃないかという説明でした。
これから先、塩分の制限と血圧には注意が必要だということです。
今は、不整脈も止まっているが、βブロッカー(心拍数を整えるお薬)の服用は、これからも飲み続けるため、4日後にペースメーカー埋め込み術をすることが決定しました。
先生は、母が入院して、ほとんど安静状態で、足腰の筋力が減っていることを、かなり気にされていて、ペースメーカを埋め込んで早く、リハビリを始めましょう!
ペースメーカーを入れると、心臓の負担も減り、術後次の日からリハビリが開始され、退院まであと少しとなりました!

心臓カテーテル検査の結果、その後の治療方針が決まります

①薬物療法

冠動脈に狭窄がなく、冠動脈の攣縮が狭心症が原因の場合、薬を飲み続けることになります。

薬物療法はお薬を用いた治療法で、単独あるいは他の治療法と併用して行われます。

ほとんどの患者さんに最初に行われ、服薬によって、発作が鎮静化する方もいます。

しかし、病状によってはお薬だけでは動脈硬化によって狭窄した血管を再び広げることはできません。

そこで症状が良くならないと診断された時にはその他の治療法が選択されます。また再発を防ぐためにもいくつかのお薬の服用が必要となる場合があります。

②経皮的冠動脈形成術

 カテーテルを用いて狭くなった血管を押し広げる術です。皮膚には小さな穴を開けてカテーテルを通すことから《経皮的》と呼ばれます。通常、手首、大腿部あるいは腕の動脈から柔らかいカテーテルを挿入し、バルーン、ステント、ローターブレーター、方向性アテレクトミーなどの方法を用いて血管の内径を広げ、血流を確保します。

③心臓バイパス術

 開胸手術によって、冠動脈の狭窄部位や閉塞部位に、自分の体の他の部分の血管を移植して、バイパスを作る外科手術です。血液は新しく移植した血管バイパスを通って大動脈から冠動脈の末端部にまで流れるようになり、心筋細胞が壊死に至るのを防ぎます。

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検査に伴う危険性

検査自体はよく行われる検査で、診断や治療決定に非常に有益です。

ほとんどの場合が安全に施行されます。

しかし非常に頻度は稀ですが、以下のような合併症の可能性が考えられます。

時に出現する合併症

①造影剤によるアレルギー症状(蕁麻疹・吐き気)

②カテーテル挿入部位からの出血・血腫

可能性の低い(約100人に一人くらい)合併症

③造影剤の影響による腎機能低下

④出血が多く輸血が必要になる

⑤不整脈出現、狭心症や心不全の症状が増悪する

非常に稀(1000人に一人以下)な合併症

⑥穿刺部位の動脈から静脈に交通路(動静脈瘻)を形成し、場合によっては血管手術を要する

⑦手足の血管が血の固まり(血栓)が詰まって痛みが出る

⑧カテーテルを挿入した部位の神経が障害されて、麻痺やしびれが残る

⑨カテーテルを部位の止血やもしくは血腫の摘出の手術を必要とする

⑩血栓が脳に流れて、脳血栓や肺血栓をおこし、命にかかわる事態が生じる

⑪コレステロール塞栓症(大血管の粥腫が何らかの原因で破綻し、コレステロール結晶が大循環系に流出しこれあ末梢において塞栓を来す疾患、不可逆性の急性腎不全を来すこともあります。重症な場合は下肢切断に至ることもある)をおこすことがあります

⑫造影剤アレルギーの程度が強い場合、極めてごく稀にショックに至ることがある

母の場合!
入院して3日目、【安静と食事療法と利尿剤】の治療で、母の全身に及ぶ、むくみは
徐々に減っていき、なんと入院後3㎏の体重減少です。
毎朝早くから病室に心エコーを撮りに、夕方も、採血やその日の状態を観にこられ、とても熱心な主治医の先生の入院1日目の説明での不安感が不安感が、母の状態の変化とともに、薄れてきました。
毎日のように心エコー、採血、モニター装着(心電図)の結果でやはり、狭心症・心筋梗塞があり不整脈が出てきたんじゃないかと、いうことで1週間後に【心臓カテーテル検査】をして、冠動脈が狭くなっているところがあれば治療(経皮的冠動脈形成術)をそのまま治療に入りますという説明でした。
1週間後に、心臓カテーテル検査をする前に、またまた問題が…

冠動脈(心臓)CT検査と心臓カテーテル検査の違いを表にしてみました。

冠動脈CT検査心臓カテーテル検査
造影剤使用する(注射)使用する(注射)
入院必要ない必要
外来での検査可能不可能
カテーテル使用しない使用する
麻酔なし局所麻酔
使用機器CTスキャン血管造影X線診断装置
検査後の安静なし数時間安静
検査の信頼性中等度高度
危険度・合併症ありなし

費用は、冠動脈(心臓)CTが、費用6,000~7,000円、心臓カテーテル検査が5万~10万円と言われています。

冠動脈(心臓)CT検査では、費用が安く外来でできる検査で、造影剤も、手の静脈から点滴をするように造影剤を注入するだけですので、危険性の高い動脈には一切触ないので、心臓カテーテル検査のように動脈にカテーテルを入れていくことによる危険性はありません。

撮影時間も1分以内(息を止めることが可能な人)で、検査後の止血や安静時間も必要なく、その日のうちに帰宅できるメリットがあります。

心臓カテーテル検査は、冠動脈CT検査より、心機能や冠動脈の状態を評価するには信頼性は高度です。

母の場合も結局、心臓カテーテル検査後、同日に狭心症、心筋梗塞があった場合、経皮的冠動脈形成術をする予定でしたが、狭心症はないとの結果で、検査のみで終了しました。

 

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